おすすめの小型試料切断機

本サイトで取り上げている試料切断機166機種のうち、本体重量10kg以下と特に小さい装置が5機種ありました。そのうち、公式サイトに切断できる素材について明記されている3機種(2021年11月11日時点)を紹介しています。

素材・形状問わずに切断可能
SAM-CT33RS(サヤカ)

SAM-CT33RS(サヤカ) 引用元HP:サヤカ公式HP
https://sayaka.co.jp/product/sam-ct33rs/
  • 本体サイズ:300×300×300mm
  • 重量:10kg
  • 切断可能サイズ:30×30×30mm
  • 切断できる材質:樹脂 セラミック ガラス 金属 電子部品 複合素材など
  • 費用目安:100万円~

軽量かつコンパクトな筐体で、研究施設などの卓上で使いやすいデザインとなっています。

専用の押さえ治具を持つ構造で、切断する試料の形状を選ばないのも大きなメリット。切断が終わると、刃物回転は自動停止する設計になっていますし、パーツ交換が30秒程度でできる使い勝手のよさもポイント。

オプションとはなりますが、X軸の位置合わせや砥石の目詰まり防止用ドレッシングを利用することもできます。

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166機種中最軽量・幅広い素材を切断可能
TDP650(メイワフォーシス)

TDP650(メイワフォーシス) 引用元HP:メイワフォーシス公式HP
http://meiwafosis.com/products/tdp650/tdp650_tokucho.html
  • 本体サイズ:325×325×325mm
  • 重量:7kg
  • 切断可能サイズ:厚み33mm
  • 切断できる材質:樹脂 セラミック ガラス 金属 電子部品、鉱物など
  • 費用目安:記載無し

今回調査した試料切断機166機種のうち、最も軽量な装置。小さい試料やデリケートな試料はワックスを使って固定し、ある程度の大きさがある試料やワックス固定に向かない試料は両端を押さえるダブルクランプによって固定できます。素材に合わせた固定方法で切断をすることにより、切断中のブレや試料のバリなどを防止できます。

位置決めは粗動ネジとマイクロメーターでの微調整ができるため、マイクロメーターだけで位置決めするよりも、作業効率のアップにつながるでしょう。

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難削素材の切断に威力を発揮る
ファインカット S-5型(平和テクニカ)

ファインカット S-5型(平和テクニカ) 引用元HP:平和テクニカ公式HP
https://www.heiwa-tec.co.jp/product/detail.php?id=13
  • 本体サイズ:260×240×230mm
  • 重量:9.5kg
  • 切断可能サイズ:パイプ材なら5mm、ムク材なら3mm
  • 切断できる材質:貴金属 ステンレス 焼き入れ品など
  • 費用目安:記載無し

乾式専用・多目的切断砥石ナストンゴールド(MM-1)が付属する小型切断機。切断に伴う素材の焼けやバリをできるだけ減らす精密切断ができる機種です。

切断素材を固定して、砥石を上から下に降ろして切断する主軸上下切断方式を採用、難削材であるブロックや太さのあるシャフトなどの切断に製品特性を発揮します。一方、この切断方式の強みは同時に、板状の素材切断には向いていないという点も認識しておく必要があるでしょう。

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