マルトーが製造・販売している試料切断機を紹介しています。
大型試料の切断用途で導入が検討される切断機。超硬金属やセラミックス系複合材料などの精密切断が可能で、カバーは前面だけでなく左右と上部も透明な分、高い視認性を確保しています。
主軸は上下移動可能、テーブルが前後と左右に移動できます。
セラミクロンシリーズには先に1型 MX-833があり、オシレート精密切断機として難削材料や超硬金属などのマルチ切断を効率的にこなせる機種として定評を得ていました。
その後発機種で全自動化された精密切断機が2型 MX-833A2G。導入シーンとしては研究教育機関向けで、製造拠点に比べると切断作業が少なめの施設で利用されています。
主軸回転が低速かつ送りも低速なので小さな試料切断で利用される低速切断機。電子顕微鏡試料の準備薄片を切り出すといった作業に適しています。
送り機構は2種類の方式が兼用で、無段変速の電動ギア送りとバランスウエイトとが利用可能となっています。
公式HPの「製品INDEX」を見ても、一番に紹介されているのは切断機。材料試験機のスペシャリスト企業であるマルトーにとっても、より重要性の高い製品は切断機なのでしょう。
切断機は精密切断機・汎用切断機・粗切断機・特殊切断機の5カテゴリーに分類され、トータルで12シリーズをラインナップしています。
創業は1947年のこと、東京都内で材料試験機に特化した製造工場を立ち上げたのが始まりです。現在の株式会社マルトーを設立したのは1972年。2002年からはものづくり技術発信基地「未来工房」をオープンして、広く加工相談を受け付けています。
社名 | 株式会社マルトー |
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所在地 | 東京都文京区春日2-4-1 |
電話番号 | 03-6801-0727 |
公式サイトURL | http://www.maruto.com/ |