このページでは、電子部品の切断に対応している試料切断機をピックアップして紹介。それぞれの試料切断機の特徴や強み、スペックなどをまとめているため、電子部品の切断が可能な試料切断機を探している方は参考にしてください。
SAM-CT33RSは小型湿式切断機で、電子部品や樹脂、セラミック、ガラスなど幅広い材質の切断に対応しています。さらに専用の押さえ治具を使用することで、さまざまな形状の試料を切断することが可能。回転数を簡単に変更できるほか、オプションユニットによってX軸の位置合わせも可能となっています。カバーを取り付けない限りは作動せず、さらに切断終了後に自動で刃物の回転が停止する安全設計がされているのも特徴です。
ハルツォク・ジャパンのMICRACUT-152は重りを利用した切断方法が採用されており、電子部品やセラミック、骨、歯などの脆い試料や割れやすい試料の切断に適しています。最小限の負荷で切断する仕様になっているため、切断面がきれいなのも特徴です。また、試料の横移動が可能なマイクロメーターを搭載し、正確な寸法での試料の平行切断を可能にしています。ただし、MICRACUT-152は切断に時間がかかるため、多くの量の切断を求められる現場には向いていません。
QCUT 350 Aは自動の湿式砥粒切断機で、Φ135mmまでの試料を切断することが可能。切断時に低位置で切断ホイールが接触するように設計されており、さまざまな形状・寸法・材質の試料切断に対応しています。ソフトウェアには、切断ホイールの自動接触検知や切断工程の設定、垂直切断時に切断ホイールのホイール・ガードを平行移動する機能などを搭載。さまざまな条件や設定を指定できることにより、スムーズな切断作業を叶えています。