本サイトで取り上げている試料切断機166機種の中うち、切断角度の調整が可能で、角度も明記されている切断機が13機種ありました。そのうち、調整できる角度の幅が広い2機種(2021年11月11日時点)を紹介しています。
メタログラフィ装置のグローバル企業、メトコン社の切断機の中でもSERVOCUTは大型・中型に分類される機種。切断方式は湿式がメインで自動・手動どちらでも切断できます。
ラインナップの中でも一番大型の602は大型試料を複数箇所切断するケースや、複数の試料を切断するのに1つのサイクルで実行したいといったケースで強みを発揮。
4軸をコントロールできる機能を持ち、X軸・Y軸・Z軸に加えてテーブルを90度回転させることによるR軸制御も実装。垂直切断などを可能としています。
様々なクランプ治具を利用できるため、特殊な形状の試料切断にも対応できます。
ファインカットのHS-25A型とHS-25型の違いは、自動切断ができるか否か。HS-25A型が自動切断対応機種で、HS-25型が手動切断対応機種です。
研究目的の精密切断機であり、基礎試料や電子顕微鏡試料、物性研究の結晶体といった素材の切断にマッチする機能を備えています。
基本の切断方式は水平切込切断で、砥石をZ軸方向で固定して、テーブルとY軸及びX軸移動することによる切断を可能としています。角度切断にはオプションとなる平面回転バイスが必要で、ダブルクランプバイスに平面台座を組み合わせて左右90度の角度調整ができます。