このページでは、鉱物切断に対応している試料切断機をピックアップして紹介します。それぞれの切断機の特徴や切断可能なサイズ、重量などをまとめているため、鉱物切断が可能な試料切断機を探している方は参考にしてください。
重りの荷重を利用して試料を切断する方式が採用されており、最小限の負荷と熱量で試料を切断できるのが特徴。鉱物をはじめ幅広い試料の切断が可能で、特に精密な検査が必要な試料の切断に適しています。ただし、切断に時間がかかるので、大きな試料の切断や大量の試料を切断したいといったニーズには向いていません。
MICRACUT 152を提供しているハルツォク・ジャパンではアフターサービスにも力を入れており、2年間の無償保証期間を設けています。さらに故障が考えられる部品の在庫も確保しているため、もしも故障した場合でも即日対応が可能です。
ケメット・ジャパンのFLEXICUT(フレキシカット)は3通りの切断モードを使い分けられ、多様なサンプルに対応できる柔軟性の高さが魅力です。冷却水用のタンクが内蔵されており、設置場所の制約を受けにくい小型機ならではのメリットもあり。それでいて力強いモーターが搭載されているので、サンプルの材質を問わない精密切断が可能です。また、0.3mmTの切断砥石を搭載できるほか、0.01mm単位のサンプル微調整機能も備えており、分析したい箇所をピンポイントで切断できます。
ウィンゴーの小型切断機 LSM3C型は、異形ワークもしっかり保持できる2列締めになっているため、縦割り切断を容易に行うことが可能です。また、切断処理の難しい材料の精密切断にも対応しています。切断時には砥石カバーから冷却切削液が噴射され、熱影響による変質や砥石の目詰まりを防止できるのも特徴。摺動部・回転部は焼き入れ研磨加工がされているため、耐久性にも優れています。